“SOUL”的陸上競技活動録

カーフサポーターを使い倒すその1

 最近は陸上競技界でも見るようになってきました

 ふくらはぎを包むサポーター。

 カーフサポーターとも呼ばれています。

 
 陸上競技では主に跳躍選手・400mH選手(特に高校生)を中心に人気が広がりつつあります。

 
 実はランニング界ではもっと早く普及しており、2007年前後からSKINS社のパワーソックスの爆発的人気によりランニング中のふくらはぎを守るギアとして今でも多くのランナーが愛用しています。

 恐らくバスケやバレー、ラグビーなどジャンプやとっさのダッシュを必要とする競技ではもっと昔から普及していると思います。

 陸上競技界では大阪世界陸上で足をつった反省から走り高跳びの醍醐選手がデサント社のカーフサポーターを使い始めたのがきっかけですから、ほぼ最近の話ではないでしょうか。

 また、実業団で活躍しているチームimaもマイルリレーでは全ての走者がカーフサポーターを愛用していました。

 (ただ、初期に使っていたのが着圧の緩いSKINSパワーソックスのため、ラスト100mではずり下がってルーズソックスみたいになっていましたが。。。)

 また、ごく最近ではロンドン五輪の男子400mで金丸選手がカーフサポーター+アームウォーマーで競技に臨んでいましたね。(ただし、あれはサポーターというよりも現地の気温対策でつけていたのでしょう)

 そんなカーフサポーターを付ける意味はもうほとんど広まっているので今更感もありますが、陸上競技視点で説明すると、

 筋持久力低下の軽減、故障リスクの軽減、瞬発力補助にあります。

 
 ふくらはぎは第二の心臓と呼ばれています。そのふくらはぎ中央部の血液を心臓へ送り出すポンプ作用(ミルキングアクション)を外圧からサポートし、筋疲労で活動が鈍くなった状態でもしっかり血液が心臓へ送られやすくするためにカーフサポートはその役目を担っています。

 また、製品によっては疲労回復効果があるものもあり、運動後の硬直した筋肉をほぐし素早くリカバリーするために作られているものもあります。

 上記からカーフサポーターは全ての競技において効力を持ち、陸上競技では短距離はもちろん長距離や跳躍、投擲まで競技中において着用効果は非常に高いといえます。

 ランニング界ではすでにビギナーからタイムを狙うコアランナーまで広く普及し、ふくらはぎへの負担が大きくかかるトレイルランニングにおいては一種のスタイルとして確立さえしています。
 
 そういったランニング界に敏感な学校の顧問が支持しているかはわかりませんが、その影響で中高生陸上競技者にも徐々にカーフサポーターが浸透しつつあるのです。

 では本題です。
 
 1メーカー複数のカーフサポーターをリリースするようになった今、一体どこのカーフサポーターが最も効果的で競技力をフルに発揮、もしくはリカバリーできるのでしょうか?今回はメジャーブランドでかつ競技面重視でのカーフサポーターを一部紹介&おすすめいたします。

 駅伝選手によくみられるのがミズノ社製のバイオギアカーフサポーターです。

 
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 1,680円と大変買い求め安く、カーフサポーターデビューには一番手を出しやすいモデルだと思います。カラーバリエーションも豊富でユニフォームにも合わせやすいです。ただ、商品理論が他のメーカーに比べるとシンプルすぎるので、コストパフォーマンスどまりになってしまっている印象が強いです。
 
 最も多く陸上界でも普及しているであろうカーフサポーターはゴールドウィンのC3-fit。

 
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 値段は3,990円。医療機器クラスに基づく着圧で好き嫌いのないつけ心地が特徴です。立体構造でフィット感に優れていますが、足首の太い人には不向きという点もあります。

 カーフサポーターの先駆者となったSKINSのA400カーフタイツ

 
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 価格は6,300円と少々値を張りますが、アキレス腱を圧迫しない特殊素材を一部に使い、着圧は非常に強力。さらにふくらはぎ部からのステッチが肌を刺激し反射神経を高めます。短距離や跳躍には特におすすめのカーフサポーターです。

 
 実際に私も400m以上の距離を走るときは必ずカーフサポーターを着用しています。疲れ方の違いは歴然です。

 まず、乳酸のたまり方が遅く感じる。血液が長くスムーズに流れるため、乳酸が消化されやすく疲労のピークを遅らせることができます。

 また、腿はパンパンなのにふくらはぎだけ元気になります。これは着圧による筋振動が抑制され、ダメージの蓄積を防ぐことができるからです。

 400mランナーにはこれからもっと多く普及してそして正しいアイテムで自己ベストを狙ってほしいですね。

 ただし、注意点を一つ。

 
 ふくらはぎが異様に意識されるためにフォームがぶれやすくなります。意識して普段通りの走りをしつつカーフサポーターの効力をあやかる場合は普段からカーフサポーターに慣れておく必要があります。

 疲労の仕方が上半身、大腿部、ふくらはぎと差が出るため、ついついふくらはぎに頼った走り方になりがちです。あくまで足全体を動かすために着用するので、しっかり切り返し動作やスイングなどを意識して大腿部をしっかり使った走り方をしましょう。
 
 なんかハイソックスっぽい、、、日焼け跡に差が出てダサい、、、なんて言わずに一度は試してみてください。いつも後半に急激にスピードが落ちる、耐乳酸性が低い、、、そんな方には特におすすめですよ。

 あと足がつりやすい方やアキレス腱を痛めやすい方もふくらはぎ周囲の筋肉が原因です。カーフサポーターはそんな方々にも効果を発揮します。
 
 
 
 私事ですが、アキレス腱断裂から3週間が経ちました。ギブスが取れて今は装具でのアキレス腱を伸ばすリハビリに入っています。全くふくらはぎに力が入らないのでむくみがひどく(夕方では左右で3cm以上の太さに違いが出ます)、カーフサポーターは手放せません。この機に様々なカーフサポーターを使って色々レポートしたいと思います。会社ブログではなくこのブログで・・・・
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by soul-tfc | 2012-09-21 03:34 | 陸上競技
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兵庫県で走っている一般趣味人競技者の日誌です。社会人陸上と陸上競技用品ネタの話題が多いです。
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自己紹介
1985年9月生まれ。A型
163cm・59kg
学生時代は関東選手権優勝、日本選手権リレー出場程度。
現在はスポーツ用品販売業の傍ら、趣味の範囲で競技生活を続行中。

専門種目
100m~110km

2005年
SOULとして活動を始める。
2007年
SOUL陸上競技部を設立。
2010年
東日本実業団陸上男子
400mR6位
2011年
東日本実業団陸上男子
400mR7位
2011年末
体調不良を理由に
SOUL陸上競技部
の活動を無期限休止。
2012年初春競技再開。
2012年7月おんたけ100kmウルトラトレイル完走
2012年8月ほぼベストまで走りが戻る。
2012年8月26日仕事中に右アキレス腱断裂
2013年8月24日100mに復帰11秒86(-1.1)
2013年9月15日信越五岳トレイルランニングレース110km完走
2014年大阪マラソン出場予定
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