“SOUL”的陸上競技活動録

本気で競技することを趣味にする人が怪我に陥ったときに心がけておくことは?

 昨年の今頃は松葉杖で会社へ通勤しながら上半身がモリモリになってたなぁと思い出に浸る毎日を過ごしております。

 今シーズンはもうレースの予定もなく、やっつけで作った身体をケアしながら移行期へ向けて体幹重視の補強が中心のトレーニングを続けています。

 ただ、やっつけというだけあってアキレス腱の負担は大きかったようでしっかり冬季練習がこなせるように今はアキレス腱をできるだけ休めながらこれからさらに良くなっていくことを祈るしかありません。

 
 私はアキレス腱を断裂した際、まず選手生命が終わったと直感では思いました。

 その翌日から復帰するためにはと考え始め、アキレス腱断裂から復帰したアスリートの例や一般の方が断裂してからどのようにリハビリしスポーツへ復帰したかなど両目線でアキレス腱断裂とはということから調べていきました。

 完治への希望を持ち、さらに競技に対してモチベーションを維持していくためには身体的なリハビリよりも大きく労力を使いました。

 ただでさえ日常生活への復帰が大変なのに競技へ復帰するためにリハビリを続けていくのは精神的な負担が大きかったのです。

 克服できたかといえば今でもたまにこのまま治らずに競技から離れてしまう自分が頭に浮かびそうになるほど不安定なときもあります。

 ただ競技を続けていきたい、という気持ちがどれだけあるか。これに尽きると思います。



 社会人で趣味の範囲で競技者になると、競技生活に有利なサポートを受けられたり知識のある方が近くにいることはなかなかありません。

 母校の設備や人脈をうまく使って学生生活の延長上に近い環境で競技できる人なども限られていると思います。

 そんな中で故障を起こしてしまったり慢性的な身体的コンディショニングが低下した際、我々一般趣味人競技者はどんな気持ちで競技と向き合わなければならないのでしょうか?

 私は社会人になってから肉離れや膝の障害などアキレス腱断裂以外でも故障を起こしてます。ポンコツですね。。。

 私のような何か大きな大会への出場やタイトルを獲得するといったことがない競技者とそういった競技者とは観点が違うと思いますが社会での活動と兼ねて競技しているという点では通ずる部分もあると思います。



 では競技を中断せざるおえない故障を一趣味人競技者が受けた場合はどのように過ごさなければならないのでしょうか?

 まず、競技から一旦離れざるおえないので社会との向き合いが強くなります。

 つまり現実逃避ができなくなるわけです。

 ここで社会への目線が変わる方が多くこの状態から競技へ復帰しなくなり一線を退く人も多いのが事実です。


 また回復に関してですがトレーナーや判断する監督がいない環境では完全に安心できるほどの回復期間が必要になり長期にわたるリハビリが必要になります。

 過去に同じ怪我をしたケースやある程度知識を有していれば7割程は自己判断で完治、再発を防ぐことができます。

 学生の頃から自発的に故障に関しての知識を学んでいたり実践している方は有利ですがそうでない方は社会人という時間の中で起こり得る故障へのリスクマネジメントを図らなければなりません。

 これをしているかそうでないかで自分へのケアが相当変わります。


 また、回復・復調へ向かう際のメンタルケア、セルフマネジメントも必要となります。

 これは一番簡単なのは誰かに応援してもらうことです。社会人で自分の肉体を犠牲にして趣味に没頭する人に対してこれほどまでに励みになり頑張ろうと思える燃料はないと思います。

 
 競技のみに集中できた学生時代とは違い、故障してもいつも通りに働かなければならない。故障したことで復帰をサポートしてくれるわけでもない。けが人リストに入れられるわけでもない。

 それでも復帰したい気持ちがあるのか。怪我を軽く見てすぐ再開しては故障を繰り返す内に競技から離れてしまう。。。そんな競技者も見てきました。

 イケイケで帰宅後にダッシュしたり休日は競技場で学生に負けじと走り込めていた"非日常"から現実に戻される。競技と生活の世界観が学生時代と正反対になるのです。


 あまり競技に対して気持ちが入りすぎているとここでポキっと折れることがあるので注意が必要です。

 しっかり治ったら時間もちょっとお金もあるしじっくり体力を戻していこう。

 こんな感覚がちょうどいいと思います。

 学生生活とは違って、3年間とか4年間とか何か区切られているわけではありません。

 2年競技から離れて2年で体力を戻して自己ベストを出した方もいらっしゃいます。

 先は長いのです。好きで競技できるのは好きでいられるだけ続けることができます。

 この気持ちが大切です。周りも焦って回復を促して頑張らせないようにすることも大切です。

 

 色々書きましたが一番は怪我しないこと、ケアを怠らずに故障しないコンディショニングを保つことであるのは言うまでもありません。

 

 とはいうものの肉体的な回復力はもちろんですが、精神的な回復力が社会人競技者には必要となってきます。

 お金に余裕のある方はウェアやシューズを新しくするなどして気持ちを切り替えて回復するのもありかと思います。

 どこかのマンガでは『スイッチング・ウィンバック』と呼ばれる精神回復方法です。

 両目は潰さないでくださいね。

 私は職業柄、頻繁にスイッチング・ウィンバックを実施します(笑)


 もし起きてしまったら。。に備えて非日常を楽しむ皆様も身体のケアには慎重になられてください。
 

 
 
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by soul-tfc | 2013-10-06 23:44 | 陸上話
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兵庫県で走っている一般趣味人競技者の日誌です。社会人陸上と陸上競技用品ネタの話題が多いです。
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自己紹介
1985年9月生まれ。A型
163cm・59kg
学生時代は関東選手権優勝、日本選手権リレー出場程度。
現在はスポーツ用品販売業の傍ら、趣味の範囲で競技生活を続行中。

専門種目
100m~110km

2005年
SOULとして活動を始める。
2007年
SOUL陸上競技部を設立。
2010年
東日本実業団陸上男子
400mR6位
2011年
東日本実業団陸上男子
400mR7位
2011年末
体調不良を理由に
SOUL陸上競技部
の活動を無期限休止。
2012年初春競技再開。
2012年7月おんたけ100kmウルトラトレイル完走
2012年8月ほぼベストまで走りが戻る。
2012年8月26日仕事中に右アキレス腱断裂
2013年8月24日100mに復帰11秒86(-1.1)
2013年9月15日信越五岳トレイルランニングレース110km完走
2014年大阪マラソン出場予定
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